2018/11/30

利己的に財産を守る事が、間接的に周囲の人を守る事になる不思議


駅前一等地の、役場後援のカフェはいつもガラガラなのに、倒産しません。

我々は、どこかの国の国民です。その我々の財産は、所属する国の民間資本なので、国民一人一人が堅実に財産を運用出来るかどうかは、国の財産の運命に影響します。

失敗には、取り返しのつかないものがあります。19世紀の、まだ電気の来ていない町。その町にたった一つの発電機を壊してしまったら、もう電気が使えないのです。町の全員が。

発電機の持ち主が適切に管理し、点検し、長持ちさせたら町のみんなが電気を使えて、豊かに暮らせるのです。

現代社会は巨大かつ複雑なので、「損失」や「投資の失敗」を軽く考えがちです。「採算度外視」や「公共施設は無料」を、まるで良い事みたいに言う人も居ます。しかし資源には、どんなに豊かな時代でも限りがあります。どれだけ有効に使えたか(すなわちROE)は、ジワジワと、しかし強力に我々の未来を規定するのです。



















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