ベンジャミン・グレアム
『賢明なる投資家』補遺 『株式の新たなる投機性』 を基に作成
分類
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事業自体の投機性
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価値に対する価格の傾向
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投資の投機性の傾向
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A
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高
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高
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高
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B
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中(平凡な企業)
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適度
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低
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C
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低(優良企業)
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高
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高
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A: 投機的事業を行う企業への投資が投機的なのは自然だ(内因性投機的要素)。
B: 国家の経済状態に沿った程度の成長実績と成長見通しを持った中道の株式は、よほどの強気相場でない限り適度な価格で買える傾向にある。
C: 「将来予想の最大重視」という近年(1958年時点)の姿勢により、業績と将来性の高い企業は株価が高くなる。価格の高さゆえに、投機性が高くなる(外因性投機的要素)。
まとめ部分 以上
私の考え
・2018年7月現在の日本市場では、日銀のETF買い入れによって分類Bの株式までもが高くなっていると感じる。
・日本以外の株式については、まだほとんど知らないので印象も湧かない。
・ただし、米国大型株は近年日本で人気化が顕著なので、嫌な印象を受ける。『バカでも稼げる米国株』というベストセラーも出た。うらやましいと同時に、乗るのは怖い。
以上